230909 - 0910 NCT NATION - To The World

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NCT U、NCT 127、NCT DREAM、威神V(WayV)の全20人が一堂に集う、「NCT NATION - To The World」の大阪公演に2日間行く(*テイルさんが怪我で不参加のため、公演は19人)。ものすごい熱と圧の公演で、2週間経ってなお、気持ちを引きずられたまま過ごしている。

■雑感

NCTに教えてもらった「アイドル」の姿というのは、その声、その姿形、その所作、一人ひとりに固有の身体に宿る個性のことだった。「個性」を強く意識させられた理由には、NCTが20人を超える大所帯であること、うち半分のメンバーの国籍が韓国でなく、第一言語が韓国語でないということも大きかったと思う。「違い」が前提であること、そして大所帯の中で、いっそう光り輝くために自身の魅力を磨くこと。(*これらはなにもNCTに限らないと思うが)

音楽について正確に語れる知識はないが、SMエンターテイメントの作品のボーカル処理や、歌声への思想的な部分も、メンバーの個性が際立って見える一因なのかもしれない。聴くたびに、こんなにそれぞれの声を活かせるのかと驚く。

とにかく、異なる人間たちが交差するNCTという団体の現在地が、正規第4集『Golden Age』であり、NCT NATIONの舞台。交差した20本の線はこれから先、世界中に散らばっていくのかもしれないが(すでに、2023年は23人のうち3人がNCTを離れ、この秋には7人が新たに交わる)、「Golden Age」で歌われる通り、記憶は永遠であるとするならば、彼らがこれからどこに行こうとなにをしようと、「NCTだった」という記憶はその身に息づき続けるのである。

メンバーが世界各地に散らばって撮影されたティザーも、その印象を強くした。願わくは、NCTであった記憶が将来、この世界を歩む彼らの背中を押してくれるものでありますように。

f:id:yumumu:20230928125512j:image(第3集『Universe』のブックレットから。メンバーごとの軌道。正直いっさい意味はわからないが、ロマンはある。『Universe』は謎な模式図や設計図が載っていて、「過剰だな〜」と思えておもしろい)

終演後に寂しさを感じながらも、10月にはNCT 127(イリチル)のカムバックが予告されており、威神Vも待望の正規2集のレコーディングが終わったという報せ*1。追いかけはじめて3年弱のひよっこですが、まだまだわたしも並走していく所存です。

この興奮を伝えるには公演を見てもらうのが一番早いとは思いつつ、記憶の備忘録もかねて、なんとかほぼ全曲の感想を残してみた。どんな言葉も、メンバーの表情や指先の所作1秒1秒が持つ情報量には敵わない、と打ちひしがれてしまう。本編最後の「RESONANCE」に至っては、本当なら1カットごとに感想を言えてしまう……。

〜開演まで

記念がてら音盤を購入し、20種ランダムのフォトカードから2枚をゲット。ひっくり返すと、金髪の𝑇𝐸𝑁 𝐿𝐸𝐸が現れ、一人にもかかわらず変な声が出る。自引き。会場でウロウロして、そのほかのテンさんのフォトカードも交換でゲット。にんまりしながら会場入り。

入場すると、NCT NEW TEAM(仮)のパフォーマンス。シオンさんの舞台を楽しむ姿、楽しもうとする姿がとても目を惹くし、応援心が沸いた。

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■本編: 全41曲、1曲1分で話しても41分かかる計算……

*以下の曲目は、ユニット、グループ名を初出のみ記載し、あとは色で示しています。NCT Uは曲ごとにメンバーが異なりますが、Uでまとめています。メンバーの敬称ありなしに意味はなく、文章のノリです。

spotify.link

*座席は初日がアリーナ右側ほぼ最後列、2日目がスタンド下手20列台*2

・INTRO: Neo Get My Back(全員) スクリーンに順に映される19人のメンバーの顔・顔・顔。まだ陽が暮れていない明るい日常の空間が、重たい音楽と、加工された声で繰り返される「Neo got my back / Culture things / Tech, tech on my mind」という言葉で非日常に塗り替えられていく。「Neo Culture Technologyという言葉がかっこよすぎる!」と、SF心をくすぐられたこともNCTを好きになった理由なのだが、スクリーンに映る「Neo Culture Technology」の文字を見ながらやはり「かっこいい!」と昂ぶる。

・The 7th Sense(NCT U) 「音楽にノる」というよりも「音楽の上をたゆたう、流れる」ような、とてつもなく抑制されたNCTのデビュー曲。舞台装置なしのスタジアムの広い舞台に5人だけが佇む贅沢な空間。緩急の効いた一挙一動は、広いスタジアムの舞台で意味を増しながら、空を切っていく。エネルギッシュに動くわけではないのに、とてもフィジカルを感じて痺れた。

・無限的我 (무한적아; Limitless)(NCT 127) イントロのうねる低音、NCT的世界観の拡張と始動。「ム! ハン! チョ! ガ!」の掛け声、一生に一度は叫びたかったので存分に。

・无翼而飞 (Take Off)(WayV) ウィンウィンのいる威神Vをようやく見ることができた。とくに初日はその感慨でいっぱいに。会場も同様で、ウィンウィンが映るたびに大歓声があがる。歌い出しを担ったのはヘンドリー。テンさんがセンターで率いるダンスブレイクも、メンバー全員キマっていて最高。今の威神Vの形を見せつけてくれた。

・BOOM(NCT DREAM その声を聞くために、数小節前から5万5000人が静まり返るナ・ジェミンさんの "ice cream♡"。青髪で登場のロンジュンさん、初日の濃いメイクはいつもと異なる印象で目を惹く。もともと高いチソンのパフォーマンス力、とどまることを知らない。

・Black on Black  猛獣の咆哮で始まる曲、「変すぎる!」と「かっこいい!(厨二病的な意図で)」という感情が交互にやってくる。なんといっても、リリース当時にはまだNCTではなかったシャオジュン・ヘンドリー・ヤンヤンの登場。「まかせておけ」とでもいうような、ものすごい顔圧で加わる新ヒーロー。その後、3人の勢いを引き継いで、一人で舞い、NCTの"N"の文字を両手で作り、会場を振り返るテンさんの姿……。すべての画角がキマっている。全員に見てほしい。メンバーを率いて中央に立つジェノと、マンネ(最年少)チソンにも痺れる。咆哮にあわせて、陣形を組んだメンバーが一つの生き物のようにうごめき運動する光景、すごいです。

・Interrude: Oasis 夕暮れの到来にぴったり。チョンロさんの歌声の安定感と安心感。

・WITHOUT YOU ドヨンさんのどこまでも伸びていく圧巻の歌声。ドームで見たときにもその伸びやかさに感激したのだけれど、そのドームすら狭かったのだと思わされるほど。この歌声が聞けただけでも、スタジアムでライブを見られてよかった(なおさらテイルさんの歌が聴きたくなった)。ジェヒョンさんの声量はメンバー随一。歌い回しもかっこよくて、ジェヒョンの歌はコンサートで聞くのがいちばん映える。そして、"I need you"と歌うクンさん。脊髄反射で歓声が出てしまった。

・Round & Round〜Know Now〜Vroom Universe』の中でも、メロウでいい曲たちのゾーン。「Round & Round」は声とハーモニーの個性を堪能できる曲。わたしはテンさんの歌のバイブスからテンペンを自覚しはじめたこともあり、「きれいだ……」とハワハワしながら歌声を噛み締める。「Know Now」、ジェノが歌い出すと、ジェノの声の特別さにハッとする。

・Kangaroo 『Golden Age』の中で、声の響きになぜか泣けてくるのがこの曲。チョンロとチソン、ヤンヤンとロンジュン、クンさんとテイルさん、よくこのメンツを揃えてくれました、と言いたくなる夢のメンツで披露される、夢のようなコレオグラフィー。両日ともに背中を向けられていたので、チョンロさんの足が動くさまと、かわいさの無双状態を正面から浴びたかった。

・Coming Home〜My Everything〜Good Night〜From Home 夕暮れとともに、バラードが続く。テイルさんの不在を感じながらも、それぞれが役割を真っ当する。わたしは、シャオジュンさんが大事そうに大事そうに歌う姿が大好き。「Good Night」の映像、歌唱メンバーの顔が輪郭のぼけた正方形にトリミングされて夜空に浮かんでいて、ちょっとおもしろいな、という記憶が……。3か国語で歌われる「From Home」は、もう一つのThat's NCTの形

・SHALALA(TAEYONG) NCT大隊長、イ・テヨンさんのおでまし。クールさ、キュートさ、ギークさ、ユニークさ、キッチュさ、奇天烈さ……。あらゆる形容詞がこの人の身の上で成り立つのではないかと思うことがある。モンスターや怪物の雰囲気すらまとえる人はそう多くないと思う。唯一無二。

PerfumeNCT DOJAEJUNG) しっとりとした雰囲気での登場にもかかわらず、掛け声大会になるほどの盛り上がりは予想外で最高。"yeah, yeah that's me"からのジェヒョンさんのスムースな歌唱とダンス、見ていて本当に楽しい。声ひとつで質感を変えてしまうジョンウの歌声は宝。

・Broken Melodies〜ISTJ〜(MC)〜Best Friend Ever スタジアムをどのユニット、グループよりも自由に使っていた印象があったのがドリム。陽が沈む間際の「Broken Melodies」は待っていた瞬間! 個人的には夜明けの音楽で、チクチクする青春の痛みと、悩み抜いた夜を超えた明け方の痺れと甘さを感じて、大好きなindie popを思い出す。日本語曲「Best Friend Ever」も眩しくて眩しくて。発表当初のドーム公演ではまだまだ反響の少なかったこの曲が、時間を経てシンガロング曲になっている光景も含めて、眩しくて美しかった。ロンジュン・へチャン・チョンロの声、ドリム固有のハーモニー。

・Kick Back 完全な夜の到来とともに登場する威神、完璧。ロックバージョンに編曲されており、重たく歪んだ低音が響く。ウィンウィン、ヘンドリー、ヤンヤンによるサビ前の"tic toc tic"の決まり具合が強烈。ダンサーとメンバーをかき分け、満を持して中央に登場するシャオジュンのプリコーラス、感動と興奮で泣いてしまいそうになる。配信で見た東京公演最終日、日本公演4日間でのものすごい大化けを目撃して慄いた。

・Love Talk(2日目: Nectar) 歓声後の一瞬の静寂の空気を切り裂くように響く"I can hear it callin'"のテンさんの声。仁川公演を見て「次はNectar」と準備していたので、この日最大の「ギャァァ!」が出てしまい、それ以降の記憶がない。

*2日目の余談:ドリムのときに降りはじめた雨がどんどんと強まり、「Nectar」で豪雨に。それまで雨に打たれなかったスタンドなかほどにも大粒の雨が入り込む。意地で応援の姿勢を崩さずにいたのだけれど、さすがに厳しくなるほどの雨。仁川公演に続き、トラブルに直面する威神の姿に、「なぜ困難ばかり……」と心がグシュンとなってしまったが、シャオジュンさんのシャオジュンさんらしいユーモアと思いやりに和まされた。天候の様子見のためか長引くMCタイムに、客席にも不安がじんわりと広がっていたように思うが、その様子を感じ取り、先導をとってなんとか明るい方に進もうとするシャオジュンさんのひたむきさ。(かわいいモーメントもたくさんあったけれど、稲光も見えるスタンドにいると普通に心配で、「おい、威神を危険な目にあわせるな!(+メンバーが舞台にいると観客も身を守る判断がしづらいし)」という怒りも感じました)

・Phantom 威神Vのリーダー、クンさんによるリミックスをついに。赤い光に照らされて、怪しげにうごめく白い布。その下から姿を現したのは、玉座(玉!座!)に腰掛けるヤンヤン。中華の音階を存分に盛り込んだダンスブレイクを経てやってくる、ヤンヤンのラップの気迫は世界一! そのあとのブリッジ部分も、原曲以上に壮大に響く楽曲構成。「こんな威神Vが見たかった」が叶えられていて、それがリーダーの手によるものであることに納得と驚きを覚える。現在の威神Vチームの結晶Phantomのテンさんのダンスは畏れ。全員に見てほしい(2回目)。

・영웅 (英雄; Kick It)〜Chain〜2 Baddies イリチルの覇気が大大大好き。かます気合いがいつだってある。ジャニさん、悠太さんのコンサートならではのバイブスに宿る自信と余裕。「Kick It」終盤にターンを決めてセンターにかちこみ、視線をかっさらっていくヘチャン、何度見ても最高。最終兵器感。

・New Axis いちばん楽しみといっても過言でなかった。なんてったってテヨンとマークというNCTの大看板に食らいつくヤンヤン。わたしはヤンヤンのラップの語尾の音が大好き。大阪2日目は、初日以上にかます姿を見れたこと、後ろ向きに被ったキャップ姿に拍手喝采。もちろん、テヨンとマークの強烈すぎる個性は見事。

・The BAT〜Faded in My Last Song〜OK!〜PADO 情緒の波が怒涛すぎるゾーン。「The BAT」、ある種の方向に振り切れていて笑ってしまう。テンさんの声が印象的な「Faded〜」、終盤のチソンさんの低音に「ワ〜オ」と思っているうちに「PADO」。このあたりはトロッコとサイドステージ曲で、わたしの席からは背中の鑑賞大会になってしまい……。

・Ally Oop〜Misfit 普段、大きなキラキラした目で前を見つめるヘンドリーの眼光がギッと鋭くなったことに震えた。思えばヘンドリーさんの目の表情や演技は、昔からずっとすごい。ライブならではの煽りも鋭くて、ジャニさんと悠太さんのパフォーマンスの系譜にいるのがヘンドリーさんだとは想像しなかった。これからの威神がもっともっと楽しみ。全ウェイゼンニ・シズニが待ち望んだ「Misfit」は、はちゃめちゃに盛り上がる一曲に。 

・Baggy Jeans  NCTデビューメンバーの再集結。変な曲だが、ダンスも歌唱もかっこよく魅せるのは並大抵の力では無理そう。マークの"Yeah boy(発音的にはヤッ ヴォォォォォォォォイ)"のかっこよ具合に問答無用にアガる。最新のテンさんが、いつだって一番最高! を更新。

・Baby Don't Stop〜Call D あまりに強烈な二人が並び、それぞれに強烈な光を放つ。強烈な「個」を一つに束ねるなんて到底無理で、どうしてもと言うなら一体化するしかない。そりゃ「Call D(ドッペルゲンガー)」ですワ……。そんな思想すら見てしまうテヨンとテンの登場。「Call D」のテンさんの歌い出し、可憐で特別。前を向かせてくれる歌声。

Universe (Let's Play Ball) わたしはこの曲のセンターで真っ直ぐに前を見つめて、力強く踊るジェミンさんが大好き。なんてセンターがはまる人なのだと思う。"Let's play ball Let's play ball / Yo, you're my universe(バースバースバース)"という謎の歌詞で、これだけ盛り上がるのおもしろすぎると思う。MVは野球モチーフなのに、いつの間にか映像はバスケットボールモチーフになっているし……。大阪初日、裸ジャケットで登場したシャオジュンが歓声をかっさらう。このスタイルへの憧れはたびたび口にされていたので、ニンマリ顔で見守った。歌声はもちろん、こうしたシャオジュン自身の魅力が観客に伝わって、大阪2日目ではより多くの歓声を受けていたし、東京最終日ではさらに大歓声を受けていた。シャオジュンさんは、本当に本当に素敵な人だから。曲終わりには、ジェミンさんが腕ガトリング(?)をぶっ放すと同時に火花が散り、 BOSSの登場。なんか……やりたい放題で最高かも……。

・BOSS   ラスト直前に披露されるに値する、クールな質感と青い熱意。初めから終わりまで極上。白眉はやはり、この曲でデビューを飾ったジョンウ。質感を変える特別な声としなやかな動き。ジョンウはいつもライブで強い印象を残してくれる。

・RESONANCE 舞台にたった一人残り、顔を顰めたマークが群衆を前に放つ"Ay yo listen up / No matter what they say / No matter what they do / We gon' resonate resonate"。このときの感情だけは、ここまでの数時間を体験しないことには伝わらないかもしれない。ここまで最多の出演曲数のマークが見せる「ヒーローの苦悩」のような表情、真でも演技でもどちらでもすごい。第2集『RESONANCE』収録の4曲をリミックスした怒涛の一曲。ゆえにキリングパートしかなく、全場面に歓声をあげてしまう。花火も惜しみなく打ち上がり、音がすれば反射的に声があがる、祭りというか、儀式のような時間だった。一度見ればわかると思う。見どころしかないので、見てほしい。

・Beautiful 初日はトロッコが2メートルほど先を通ったことで、テン・リーの輝きの記憶しかない……。ありがちな語彙だが、人は発光するんだな。かつてないほど全力でネギ鈍器(ペンライト)を振った。 

・Golden Age とにかく体を揺らして楽しんだ記憶ばかり……。初日はヤンヤンが通ったとき、周囲のウェイゼンニたちと「ヤンヤーン!」の声が共鳴した。変な曲で、最高〜。20人20色の声。

■そのほか: ほぼ雑念

・「RESONANCE」が始まる前、メンバー全員の名前が順にスクリーンに表示されるのだが、テンションが完全にできあがっていてすべてに昂っているので、「XIAOJUN / HENDERY / YANGYANG」の威神マンネラインの名前そのものに「かっこよすぎる!」とブチあがってしまい、自分で自分が怖かった。

・テンさんの歌のバイブス、トーン好きとしては、「RESONANCE」でソンチャンに代わり披露した、「クラシィーーク」、「ヴィ〜」に大痺れした。ソンチャンのフロウの雰囲気が残っているように感じたのもよかった。

・テンさんの威神パートの衣装が大好き。スカートやフリルがダンスに合わせて舞う様子だけで泣いてしまう。

・アンコール、みんなメイクがかわいくて最高。ファンシーなシールを顔に貼られていたり、ファンシーなクリップが頭についていたり、こういういわゆる「女の子的」なものを素敵に纏われているのがうれしくて。テンさん、初日はいつものようにクロップド丈のTシャツをお召しになっていてニンマリしたが、2日目はオーバーオールでの登場、最高!!!!!!

・わたしはテンさんに、身体の自由さ・可能性を教えてもらった。軽やかで、たおやかで、可憐なのに、絶対にブレることのない芯。花にも水にも鉄にもなる。わたしは運動音痴で頭でっかちなこともあって、これまで自身の身体性に一切興味がなく、意識もせず、信用もせずに生きてきたので、テンさんの踊る姿は衝撃だった。ダンスのことはまったくわからなくて、言葉にできないのが悔しい。

・MCにふれる体力がない。ジェミンさんがいつも、自分の言葉で日本語を話そうとする姿を大切に大切に覚えている。

・初日のイリチルのMCタイム、凱旋公演である悠太さんの番になり、スクリーンに顔が抜かれた瞬間から、なかなか歓声が鳴り止まないのも印象的だった。「嘘ではない言葉」をいつも探して届けてくれる。「いいことだけ言うのでは、本当に聞こえないかもしれない」と思ってしまう気持ちはよく分かる。かといって、マイナス面の話題を茶化すでも、自虐するでもなく(わたしはこの辺をやってしまいがち)、シリアスにでもなく、真正面から誠実に爽やかに届けられるのは、悠太さんだから成せることかもしれない。「RESONANCE」はどうしても不在メンバーの存在を意識してしまっていたのでなおさら。かっこいい。

・威神V、カンペが書かれているウィンウィンの手のひらを開き、カメラに映そうとワイワイする姿、「威神だ〜〜〜!」と感激した。

・大阪2日目の最後の最後、ステージの最後の1〜2人になるまで舞台に残るウィンウィンさん。ウィンウィンのための大歓声を一身に受ける姿を見て、ちょっと泣いてしまった。その瞳が、あまりにキラキラとしていて……。

・5月の横浜に続き、今回も公演後のヤンヤンInstagramの言葉が美しかった。いつも自分の言葉を紡いでくれる、紡ごうとしている感じがする。(以下の投稿、豪雨の様子も見れます)

YangYang 양양 on Instagram: "大阪のファンのみなさん!お疲れ様でした。 みなさんの愛がしっかり伝わってきましたよ。今日は雨がたくさん降っていましたが、みなさんの情熱は最後まで最高でした。また会いましょう!WayZenNi、シズニ、大好きです!"

*1:9月26日、本人たちの口から10月のカムバックが予告された。祝杯!

*2:一人です。WayZenNi、シズニなかま募集しております……