2302 THE DREAM SHOW2: In A Dream

■2月18日(土)

NCT DREAM「THE DREAM SHOW2: In A Dream」の京セラドーム追加公演に行く。NCT 127(イリチル)のときにも感じたことだけど、歌って踊る姿と表情に全部が表れている、と思わせてくれるパフォーマンスが嬉しい。音楽が彼らにとって楽しいものであったり、なにかを注ぎ込める存在であってほしい、といつも思う。

今回も一人のため、会場で売っていたキンパを黙々と(うまい……!)と思いながら食べて待つ。「長いおつきあいになればいいな」と、草鈍器(ペンライト)はついに購入。中学生のころから、数時間かけて電車を乗り継いでライブに通ってきたので、一人行動に抵抗はないのだが、感想は誰かに聞いてほしい。いらん自制心が働いた結果、グッズの購入は断念(後悔)。スタンド下段の後方で、うっかり双眼鏡を忘れたのだけが心残り。

チョンロとヘチャンに肩入れはしつつ、「みんながわ”い”い”!」と思いながら楽しんだ。

韓国語と日本語を混ぜこぜにしながら話すナ・ジェミンさん、これまでのステージやコンテンツからまっすぐな印象をもっていたけれど、その誠実さを真正面から受けとれたような気がする。「天才アイドルは一日にしてならず」というか、この思考と誠実さゆえの輝きなんだなと、眩しくて思い出すと泣けてくる(時差)。「ぼくは、みなさんのうさぎちゃんとねこちゃんです!」のあいさつもアイドルの夢いっぱいで涙を誘う……。

初日はサプライズのように披露されたダブルアンコールの「Candy」。2日目だとすでに知っている人も多いはずで、どうしてもボルテージは下がるのかなと思いながら見守っていると、「知ってたくせにぃ〜〜〜」と客席を指差して笑いながら登場するジェミンさん、完璧。言葉一つで、この日を特別な唯一無二の一日にしてしまうふるまい、めちゃくちゃブラボー、拍手喝采、本当にイカしていた。

あらためてセットリストのプレイリストを聴いても、どの曲もいい。印象的だったのは、会場のテンションが一気に上がったのがわかった「Saturday Drip」。チソンさんの「Osaka, Make some noooooooise!!!」が忘れられない。NCT全体のなかでも、とくに好きなドリムのファンキー&グルーヴィーな楽曲群「Irreplaceable(주인공)」、「Better Than Gold(지금)」もとても眩しかった。後半の流れも怒涛で、「Trigger the Fever」のイントロが流れた瞬間、脳にセロトニンドーパミン、その類の物質がワッと発生するのを感じた。


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7人全員が、それぞれの持ち場で100点満点をたたき出していて、全員の点数を重ねることで、完全なレーダーチャートができあがるような印象。気持ちのいい公演だった。ほくほくした気持ちを抱えて、帰った。


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■2月20日(月)

ドリムの余韻をずりずりと引きずりながら、翌々日はPhoebe Bridgersのライブを見る。バックスクリーンに映るデスメタルっぽいロゴが燃えさかり、ハードコアな音楽が流れるなか登場するフィービー、めちゃくちゃ憧れた。演奏でも、想像していたダイナミクスのある音というよりも、重心の低い音像がつくられて鳴っていたように思う。あまりライブで聞いたことのない音像感で、とてもかっこよかった。